8時間前には電源を抜き、運搬前に水を抜く

コンセントは半日から8時間前に抜きましょう

 

引越し前には荷物をまとめるなどのさまざまな準備が必要になりますが、それと同様に忘れてはならないのが冷蔵庫の水抜きです。

 

水抜き方法は、運搬開始の8時間以上前にコンセントを抜き動作を停止させて下さい。

(中身の処分は事前に済ませておく必要があります。事前準備)

 

 

次に、製氷機の氷や水も廃棄し、給水タンク内の水も捨てて下さい。

 

 

また、ついでに扉も開けておき、内部に付いた水蒸気や水気は全てタオルで拭き取っておきましょう。

 

 

最後に、
  • 蒸発皿を取り外し、皿の上にたまっている水を捨てる、
  • もしくは排水口から水を廃棄する

作業が必要になりますので確認して下さい。

 

容量別で見る蒸発皿や排水口の水の抜き方

 

蒸発皿や水抜き方法は、それぞれのメーカーや容量によって取り付けられている場所が異なる場合があります。

 

 

大きく分けて機械の背面から蒸発皿を抜き取るようになっているタイプ

 

背面下部にある排水栓を外して水抜きするタイプ

 

背面に排水口が付いているタイプの3種類です。

 

100L以下の小型冷蔵庫は背面下部に内臓タイプです。

背面下部の蒸発皿

 

 

背面に内蔵されているため、背面のカバーを外してから取り出します。

 

水が入っていますのでこぼさないようにゆっくりと蒸発皿を取り外しましょう。

 

(蒸発皿の下にあるコンプレッサーは高温のため触らないようご注意ください。)

 

取り付け時は、同様に差し込みますが、蒸発皿の左右に付いているツメが奥まで入っているか確認して下さい。

 

取り付け時に蒸発皿がしっかりと差し込まれていないと騒音の原因になるためご注意ください。

 

 

300Lクラスの中型冷蔵庫は、背面下部の排水栓タイプです。

背面下部の排水栓で水抜き

 

排水栓タイプは、冷蔵庫の背面下部にある排水キャップを取り外し、初回のみドライバーで薄い膜を破ります。

 

排水口から水が出てきますので、トレイや雑巾で水を受け取ってください。

 

水を出した後は、元のように排水キャップをしっかりと絞め完了です。

 

 

400L以上の大型冷蔵庫は背面排水口タイプです。

傾ける排水口タイプ

排水口タイプは先に水の受け取りトレイを用意して、2人でゆっくりと傾けて下さい。

 

蒸発皿は見えませんが、傾ける事で水は排水されます。

 

1人では難しい場合は、運搬する業者に作業を行ってもらって下さい。

 

 

また、どこにあるか分からない場合は、当日に業者にお任せしてしまって構いません。

 

 

前から見て蒸発皿がついていないというような場合であっても、
一度機械の背面を確認し、蒸発皿や排水口が取り付けられていないかどうかを確認するようにしましょう。

 

水抜きは必ず行わないと廊下や荷物が水浸しになる為必ず行ってください。

 

 

これらの作業が終わったのであれば、後は引越し業者が梱包を行い、運搬をするということになります。

 

霜取りが必要な冷蔵庫も

 

最新のものだと庫内に霜が付着しないような構造になっていますから、気にする必要はありません。

 

ただ、古いタイプや安価なタイプだと霜取り機能がついていないため、霜の取り方も参照して下さい。