引越し後に冷蔵庫の音に異変が!原因と対策は?
引越し後に冷蔵庫の音がうるさくなったのですが・・・故障でしょうか?
冷蔵庫の設置直後は、庫内を冷やすためにコンプレッサーやファンの音が通常より大きめに聞こえます。
電源を入れてから4時間〜8時間ほど様子を見て、庫内が冷えていれば故障ではありません。
特に、
- 冷蔵庫周りの温度が高い夏場
- 食料を大量に入れた時
- 庫内が全く冷えていないとき
などは、『ブーン、ブブブ』といった大きな音が、冷蔵庫の背面にあるファンや圧縮機周りから聞こえる時があります。
引越し後など電源を入れた直後は庫内の温度が安定していませんので、音が大きくてもしばらく様子を見てみましょう。
もしも、電源を入れてから10時間以上待っても、音がうるさいまた庫内が冷えていない時は故障又は設置環境により異音が発生する場合があります。
引越し業者がぶつけて故障した場合
一番問題となるのが引越し業者が運搬ミスでぶつけてしまった場合です。
仮に、冷蔵庫に衝撃を与えてしまった場合は、カバーなどが変形してコンプレッサーの音が響くようになることもあります。
この場合は外見に変化が無いかぶつけた痕跡が無いかを確認して、該当箇所があればすぐにでも依頼した引越し業者に連絡を入れましょう。
設置環境により異音がする場合がある
設置環境によって、放熱スペースが無いと冷蔵庫はうるさい音を出すケースもあります。
- 壁にぴったりとくっつけていませんか?
- 電子レンジやガスコンロなど周りにありませんか?
- 直射日光は当たらない場所ですか?
設置場所は合っていますか?
関連:冷蔵庫の設置場所って壁や横幅には、どれぐらいのスペースが必要?
まずは設置場所の確認を行ってみましょう。
また、フローリングの床に設置した場合、音や振動は軽微なものでも、床と共鳴することでより大きな音になる事があります。
共鳴は外部振動の刺激を受けることにより振幅が増大する現象で、これを防ぐには機器と床の間に防振ゴムシートを挟むと良いでしょう。
防振ゴムシートはホームセンターや100均などで販売されており、冷蔵庫の床全面にひく必要は無く、4つの足の下にひくだけで済みますので、1000円程度で購入できます。
その他、背丈の低い機種の場合は冷蔵庫の上に電子レンジやトースターなどを置いていませんか?
こうしたケースでも電子レンジ等に振動が伝わり共鳴が生じている可能性があります。
冷蔵庫の上に物を置くと、放熱が十分に出来ず、音がうるさいだけでなく、電気が余計にかかったり故障の原因にもなります。
ですので、必ず上にあるものは取り除いて下さい。
冷蔵庫の高さが水平になっておらず異音がする場合がある
冷蔵庫を設置する際に足の高さの調整が正しく行われず、水平でないことが原因で音がうるさくなることがあります。
冷蔵庫の下部にある、前後左右にある調節脚を回転させて高さ調整を行なうことで騒音が減少することがあります。
水平かどうかを調べるには、水準器や水平器での確認が分かりやすいですが、難しい場合は、正面から少し離れて見て、正面のドアが左右どちらかに下がっていないか確認して下さい。
また、床がしっかりしていない場合や、冷蔵庫がグラついている場合もガタガタと異音がする場合があります。
故障ではない異音を確認する
故障ではありませんが、冷蔵庫の性質上、庫内を冷やすために異音が発生する場合がありますので、そちらの音も併せてご確認下さい。
時々、製氷室周りから『ウィーン、ゴトゴト』と音がする
氷を作る為の水をくみ上げる音や、製氷機のモーター音、氷を落とす際に製氷室周りからゴトゴトと音がします。
庫内または背面から『ポコポコ、カチカチ、シャー』など水が流れる音がする
電源を入れてすぐや、夏場など、庫内を冷やすために冷媒ガスが流れる音です。
冷蔵庫の下部から『ブーン、ウィーン』と音がする
庫内を冷やすために、圧縮機やファンが動作している音です。
庫内から『ミシッ、バシッ』と音がする
庫内が良く冷えている時に、ドアの開閉をすると温度変化により、庫内からきしむ音がします。
冷蔵庫の電源を入れてすぐなど、中が冷えていない時は、いつもとは異なった上記のような異音が発生する場合があります。
故障したと慌てずに電源を入れてから10時間程度は様子を見てみて下さい。
まとめ
いつまで経っても庫内が冷えない場合や音が異常に大きい場合は、まず
- 設置環境や
- 引越し業者がぶつけた痕跡が無いか
を確認して下さい。