最新式冷蔵庫の特徴とは?

 

引越しで古い冷蔵庫を処分して新型の購入を考えているのですが・・・・


 

 

旧型と最新式の違いは、電気代の節約はもちろん、調理までの利便性から自然環境の保護を下に考えて作られています。


最近は様々な冷蔵庫が登場するようになりましたが、今一番新しい冷蔵庫の特徴はどういったものなのかよくわからないという方に今回はその特徴についての説明を行います。

 

まず、旧式と最新型の冷蔵庫の基本的な違いから見ていきましょう。

 

特徴 旧型 最新型
電気代 高い 安い
冷却方式 直冷式 間冷式
冷媒 フロン ノンフロン

 

新型は旧型に比べ電気代が少し安くなる

消費電力は新型になるにつれて押さえられるようになってきました。

 

旧式と新型、同じドアの数、同じ容量でも年間の消費電力量は若干ですが変わってきていることが分かります。

 

パナソニック製の冷蔵庫365L容量で比較

製造年式
型番

年間消費電力 年間電気代

2003年式(約20年前)
NR-C37D3

390kWh 10,530円

2013年式(約10年前)
NR-C37BML-S

360kWh 9,720円

2021年式(現行)
NR-C372N

341kWh 9,702円

電気代は1kWh27円で計算

 

20年前と現行の年間電気代の違いは、1年間で828円安くなっています。

 

パナソニック製は昔から商品が良いので、20年前から消費電力は少ない事が分かりますね。
(同時期に発売された他社冷蔵庫では、年間消費電力が980kWhも掛かる冷蔵庫もあります。)

 

 

ちなみに、年間の電気代は、年間消費電力×1kWhの電力会社の料金で計算できます。

 

(年間消費電力は冷蔵庫内部のステッカーに掲載されています。)


 

冷蔵庫は休むことなく1年中付けているものだから、電気代は安いに越したことはありません。

 

 

冷却方式が間冷式だから霜が出来にくい

 

冷却の方法は旧式は直冷式、新型は間冷式が一般的です。

 

どちらかと言えば直冷式の方が食品を冷やすということにおいては非常に優れています。

 

しかし日本は他国と比べると湿気が多めの国のため、直冷式の冷蔵庫ですと霜が発生しやすくなってしまいました。

 

 

そこで霜発生を抑えるために間冷式の冷蔵庫が増えてきましたが、若干電気代が高くなるというデメリットがあります。

 

 

旧型やワンドア冷蔵庫は未だに直冷式が多いですので、引越し時は霜取りが必要です。


 

冷媒が環境に優しいノンフロンに変更された

 

フロンガスを利用する旧式の冷蔵庫は環境に負荷が大きく掛る物として、過去には自然環境悪化の問題が指摘されていました。

 

近年では自然環境の保全のため、フロンガスを使わないノンフロン冷蔵庫が製造されてきました。

 

 

フロンガスを使用している冷蔵庫は、2004年以前に作られた冷蔵庫になります。


 

しかし、フロンの代わりとして使われているガスには可燃性の物が使われているため、ガスに引火してしまった際の爆発事故などの危険性が指摘されています。

 

 

もしも、オイル臭がした場合は、換気をし、火気厳禁としてすぐに電気店にご連絡ください。


 

旧式と最新式の大きな違いは上記のような点になります。

 

買い替えの際の容量目安として、

  • 一人用の冷蔵庫の大きさの目安は100〜200L
  • 2〜3人暮らしの場合には300〜400L
  • 4人以上は450L以上

となっていますが、設置スペースに余裕があればワンサイズ大きめの冷蔵庫を購入されることをお勧めします。