自動製氷機に氷が出来ない原因と対処方は?
冷蔵庫を引っ越したら急に氷が出来なくなったのですが、製氷機が故障したのでしょうか?
製氷機は、庫内がしっかり冷えてから動作し始めます。
特に引越し直後は、氷が全くできない、出来るのが遅い等のトラブルがあるので、対処法を一つずつ見ていきましょう。
氷が作られない原因は、
- 冷蔵庫または、製氷室が冷えていない
- 給水タンクに水が入っていない
- 製氷皿が回転せず氷が落ちてこない
- 貯氷ケース内にある検知レバーが誤作動している
のどれかになります。
冷蔵室や製氷室が十分に冷えていない
冷蔵庫は設置を電源を入れてから庫内を冷やすために4時間〜10時間(夏など熱い時期)程度が必要になります。
庫内が冷えてから氷が出来るので、設置から氷が出来るまでに8時間〜24時間程度は掛かります。
特に自動製氷機は冷凍室や製氷室が十分に冷えていないと氷が固まらないと判断して、製氷を行わない仕様になっています。
冷蔵庫を設置してすぐには氷が作られることはなく、夏場や設置場所の環境によっては設置してから1日程度は氷が作られないこともあるようになっています。
仮に、引越し直後に氷ができないというのは正常な動きをしていますので、まずは庫内が冷えているか確認して下さい。
給水タンクに水が入っていない
次に、氷が出来ない疑うべきケースとしては給水タンクに水が入っていないというシンプルなミスです。
自動製氷機は冷蔵庫内にある給水タンクから水を補給し、冷蔵室で氷を作るという構造が一般的になります。
特に、引越し直後は水抜きを行っているので
- 給水タンクの水位線まで水がしっかりと入っているのか
- 給水タンクを奥まで押し込み、しっかりとセットされているか
を冷蔵室内から給水タンクを確認してください。
製氷皿が回転せず、貯氷ケースに落下していない
製氷皿が所定の場所に奥までセットされていない場合は製氷皿が回転せず氷が落下しないケースがあります。
製氷皿が奥まで押し込んでセッティングされており、ロック付きの場合はロックがかかっているかをご確認下さい。
また、製氷皿の周辺に氷や霜が付いてしまっている場合は、製氷皿が回転せず氷が落ちません。
この場合は製氷皿を取り外して氷を綺麗に落としてください。
検知レバーが誤作動を起こしている
検知レバーは、氷が一杯の場合には、製氷皿から貯氷箱に氷を落とさない役割があります。
仮に、貯氷箱に氷以外のものを入れていると検知レバーが引っ掛かり誤作動を起こします。
ですので、
- 製氷皿に氷以外の物を入れてないか、
- アイスシャベルが別の場所に移動していないか
をご確認下さい。
また、アイス等の食品を貯氷ケースに入れると検知レバーが故障しますのでご注意ください。
まずは、上で述べた点の確認と24時間待ってみて、自動製氷ができないのであれば、故障した可能性もあります。