設置する場所やスペース、注意点等を事前に確認!

 

冷蔵庫の設置場所は、横幅や壁からのスペースを取らないと電気代が高くなるって本当ですか?


 

 

設置する場所には、放熱スペースを確保しないと、電気代だけじゃなく、故障やその他のトラブルも起こりうるので、しっかりと確認しておきましょう。


 

冷蔵庫の幅や壁のスペースは?

 

冷蔵庫の設置場所

 

 

冷蔵庫を設置する場所には、

  • 上部50ミリ以上
  • 横側5ミリ以上
  • 背面に30ミリ以上

の放熱するスペースを最低限、確保するようにして下さい。

 

 

冷蔵庫はぴったりと壁や物で囲まれてしまうと放熱しにくくなり、

  • 冷蔵庫内が冷えにくくなったり、
  • モーター音や振動音が大きくなったり、
  • 壁が熱により変色したり、

というトラブルが起きてしまいます。


 

また、消費電力が上がってしまい電気代が高くなることにつながります。

 

 

ただし、冷蔵庫のメーカーやサイズによって、横幅や壁からの距離は変わってくるので時間があれば取扱説明書をひとまず読んで確認してください。

 

例えば、パナソニックの冷蔵庫だと

  • 1ドアは、上部10p以上、左右2p以上、背面10p以上
  • 2ドアは、上部30p以上、左右2p以上、背面7p以上
  • 3ドアは、上部5p以上、左右0.5cm以上、背面は0

といった具合にスペースの取り方が変わってきます。

 

水平で丈夫な場所に置く

 

また、冷蔵庫を設置する場所は、必ず水平で丈夫な場所でなければなりません。

 

傾いた場所に置くと

  • 水漏れ
  • 振動音
  • 扉が片方だけ下がる

などのトラブルが発生することもあります。

 

じゅうたんや畳、天然木やフローリングの上だと、

  • 冷蔵庫の重みによる凹みや傷
  • 冷蔵庫の下部から発せられる熱により変色

する危険性があるので丈夫な板を敷くようにして下さい。

 

 

丈夫な板の代わりになるのは、冷蔵庫の下に厚めのアクリル板やコルクを敷くのがお勧めです。

 

その他、100均ダイソーに傷防止マットや、防振マットが販売されています。


 

 

賃貸物件だと床に傷やシミを付けた場合、過失や注意不足として退去時に修繕費がかかるので特に注意して下さい。


 

直射日光が当たらず、熱気や湿気の少ない場所を選ぶ

 

冷蔵庫のプラスティック部分は熱に弱く変色するので、直射日光が当たらない場所やガスコンロの近くは避けて下さい。

 

熱気のある場所に設置すると冷却能力が低下し、電気代のムダにもつながります。

 

 

どうしても、窓際など直射日光に当たる場所にしか置けない場合は、遮光カーテンなどで日光を遮ってください。

 

また、設置場所の温度は高くても30℃以下が望ましいですが、30℃を超える場合は喚起を行い風通しを良くして下さい。


 

また、湿気のある場所だと、冷蔵庫の外側に結露が付きやすくなりカビが発生します。

 

 

梅雨の時期や夏は湿度が80%を超える場合もあり、結露がしやすくなります。

 

結露する場合は、タオルで拭き取り、エアコンや除湿器で湿度を50%以下に抑えるようにしましょう。


 

 

湿気が無いのに、結露しやすい場合は冷蔵庫の断熱材が劣化している場合があり、寿命の可能性もあります。
併せて、冷蔵庫の寿命や買い替えのサインも参考にして下さい。

 

電波が干渉しやすい家電は近くに置かない

 

テレビや電話機、インターホンなどの近くに冷蔵庫を置くと、音声や映像が乱れやすくなるので、これらの機器からは離して置くようにします。

 

 

無線ルータも冷蔵庫の近くや電波の通り道に置くと、金属による電波の反射が起きやすく、wifiが途切れやすくなるのでご注意ください。


 

まとめ

 

冷蔵庫の設置場所や注意点をまとめると、

 

  • 天井50o以上、横幅5o以上、壁30o以上はあける(取説も読む)
  • 丈夫で水平な場所に置く(天然木やフローリングの上だと傷やシミが付くので丈夫な板を敷く)
  • 熱の当たる場所を避ける、30℃以下の場所(冷蔵庫が冷えない、電気代が高くなる原因になる)
  • 湿気の多い場所はカビが発生するので避ける(湿気が少ないのに結露しやすい場合は寿命の可能性もある)
  • 電波を飛ばす機器の近くは避ける(金属による電波反射が起きる)

 

 

間違った場所に設置すると、電気代が高くなるだけじゃなく冷蔵庫を傷め、寿命を短くする原因にもなるので、引越し時は良く考えて設置して下さい。