調味料の荷造り方法
引越し時に冷蔵庫内にある調味料はどうすれば良いですか?
冷蔵庫内にある調味料は要冷蔵での配送が必須です。加えて、常温保存の調味料の梱包方法から処分方法を一度チェックしてみて下さい。
冷凍保存が必要な調味料一覧
冷凍保存が必要な調味料は、夏は特に傷みやすいので、温度管理に十分にご注意ください。
- 味噌
- ※マヨネーズ、ケチャップ
- ポン酢
- めんつゆ
- ※ソース各種(ウスター、とんかつ、お好み焼き等)
- ドレッシング
- 焼肉のたれ
- チューブ入りのワサビ、からし等
- バター、チーズ
※マヨネーズ、ケチャップ、ソースは封を開けた場合のみ要冷蔵になります。
冷凍保存が必要な調味料の梱包方法
冷凍保存が必要な調味料は、クーラーボックスや発泡スチロールに入れて、保冷材で冷やして引越し業者もしくはご自身で運んでください。
冷蔵用の発泡スチロールはスーパーなら無料でもらえますが魚の臭いが付いている場合もあります。
新品ならホームセンター、100均のダイソーでも売られています。(300円)
また、保冷剤を入れることで温度は2℃から10℃ほど保て、持続時間は5時間ほど持ちます。
(※クーラーボックスは完全防水ではなく、氷が溶けて運搬中の振動で水漏れする危険性があるため入れないようにしましょう。)
保冷材はダイソーなどの100均でも販売されており、ハードタイプなら8時間まで保冷が可能かつ、マイナス10℃まで冷えます。
梱包方法は、ビンであれば一つずつ蓋が締まっているか確認し、新聞紙でくるんでからビニール袋に入れてクーラーボックスに詰めていくのがお勧めです。
仮にビンが割れたり、液漏れを起こし、その他の荷物を汚した場合、お客様が梱包した荷物だと引越し保険対象外になるのでご注意ください。
冷凍保存が必要な調味料はクール宅急便で送る方法も
クーラーボックスや保冷材がお持ちでない場合は、クール宅急便で発送する方法もあります。
サイズ/業者名 |
クロネコヤマト |
佐川急便 |
郵便局 |
---|---|---|---|
60サイズ・2s以内 | 1,150円 | 1,045円 | 1,035円 |
80サイズ・5s以内 | 1,370円 | 1,375円 | 1,390円 |
100サイズ・10s以内 | 1,720円 | 1,826円 | 1,955円 |
120サイズ・15s以内 | 2,270円 | - | 2,205円 |
140サイズ・20s以内 | - | 2,563円 | 3,110円 |
(お荷物一つ当たり運賃込みの料金です。梱包後の縦・横・高さを合計したp、または重さのどちらか大きい方で料金が決まります。)
クール宅急便で送る場合は、事前に荷物を冷やしておかなければいけません。
(冷やしたり凍らせたりできる機能がトラックに付いている訳では無い為です。)
ですので、冷蔵庫で冷やした後、発送前にビニール袋等に入れてからダンボールに梱包して下さい。
常温保存でOKの調味料一覧
次に、常温保存でOKの調味料と梱包方法をチェックして下さい。
- 塩
- 砂糖
- こしょう
- 酢
- 本みりん(みりん風調味料は要冷蔵)
- 料理酒
- ごま油、オリーブオイル
- ※醤油
※ペットボトルや瓶に入っている醤油は開封前なら常温保存でも可能ですが、一度開けた場合は冷蔵庫保存が必要です。
常温保存でOKかつ、液状の調味料の梱包方法
酢や醤油、油など液状のものは、
- 蓋が締まっているか確認する
- 容器は割れ防止のため、新聞紙やエアーキャップで包む
- ビニール袋に入れて口をしっかり閉じる
- 立てたまま段ボールに詰める
重量で底抜けする危険性がある為、小さめの段ボールに詰めて下さい。
また、ダンボールのすき間には必ず新聞紙を詰めて左右に中身が動かないようにする点もご確認下さい。
常温保存でOKかつ、粉状の調味料の梱包方法
お塩や砂糖など粉状の調味料は、
- 輪ゴムで封をしっかり閉じる
- 1品ごとにビニール袋に入れる
- タッパーなどの密封容器に入れる
- 段ボールに詰める
密封容器は100均のダイソーに沢山の種類が販売されています。
コショウやパセリなど小瓶に入っている調味料は、面倒でも一つずつ新聞紙でくるんでビニール袋に入れて下さい。(割れ防止のため)
調味料をダンボールに詰めたら、極太の赤マジックで、『調味料、ワレモノ、天地無用』と書いて中身が分かるようにしておきましょう。
調味料の処分方法
もったいないですが、賞味期限を確認し廃棄する方法も確認しておきましょう。
液体調味料の捨て方
醤油やソース、みりんやめんつゆなどの液体調味料は、
- 牛乳パックまたは、ビニール袋を二重にしてその中に、キッチンペーパーや新聞紙、ボロキレなどを入れます。
- ゆっくり流し込んで吸い込ませます。
- 最後にビニール袋の口をガムテープで閉じて可燃ごみとして出します。
キッチンペーパー以外にも、ペット用のシーツやオムツでも水分を良く吸収できるので代用できます。
酢は、お風呂やトイレ、キッチンのぬめり取りなど掃除に活用できますので、捨てるのはもったいないです!
固形調味料の捨て方
味噌やバターなどの固形調味料や、マヨネーズやソース、ケチャップなどドロっとした調味料も、液体と同じような捨て方になります。
- キッチンペーパーに調味料を包む様に流し込む。
- その紙をビニール袋に入れて封を閉じる。
- 可燃ごみとして出す。
- プラスティックの容器類は、洗って資源ごみとして出す。
新聞紙だと調味料を吸い込ませにくいのでキッチンペーパーがお勧めです。
また、ケチャップ等の容器は半分ぐらいで切ってからの方が中身を出しやすいです。
粉状の調味料の捨て方
小麦粉や砂糖、片栗粉等の粉状の調味料は、
- 袋ごと紙袋に入れるか
- 新聞紙で包んでビニール袋に入れる
どちらかを選び可燃ごみとして出しましょう。
キッチンやトイレから流すと、水で固まり排水口のつまりの原因となるのでご注意ください。
油系調味料の捨て方
廃食用油は、バイオディーゼル燃料にリサイクルすることが可能なので、お住いの自治体に回収拠点をまずはお尋ねください。
廃食用油(てんぷら油)は、スーパーのリサイクルステーションでも回収している店舗もありますので、お住いのエリアで一度お探しください。
もしも、ご自宅でサラダ油やオリーブオイルなどの食用油を廃棄する場合は、可燃性が高く環境破壊にもつながりやすいので特に処分方法はご注意ください。
- ビニール袋を二重にし牛乳パックを入れ、トイレットペーパーやキッチンペーパーに染み込ませる。
- 発火を防ぐために水も一緒に染み込ませる。
- ビニール袋の封をガムテープでしっかりと閉じる。
- 可燃ごみとして出す。
油は新聞紙だと吸込みが悪いので、トイレットペーパーやキッチンペーパーを使う事をお勧めします。
また、火をつけて固まるまで時間がかかりますが、油凝固剤を使う方法も検討して下さい。100均でも売っています。
どのような調味料も、台所の流しやトイレから流すのは絶対にNGです。
環境破壊で魚が生息出来なくなるのはもちろん、トイレや排水口のつまりの原因にもなります。