料金を頑張ってもらうには、実費とトラックのサイズでの業者間比較が大切
引越し料金の内訳は、基本運賃料金と実費、付帯サービス料の3つに分けることができます。
実費は作業員にかかる費用で、人数に対して課せられる費用だと思ってください。
付帯サービス料はオプションとして付ける場合にかかる料金です。
冷蔵庫やエアコン、洗濯機など各荷物の設置や荷造り費につける追加の料金などがそれに当たります。
基本運賃料金は運送事業の引越し運賃表によって設定されています。
運賃の上限・下限は設定されていますが、この部分では値下げが行えませんので、実費などを調整することで各引越し業者の料金の特色が発生しているのです。
また、運賃はトラックの大きさで変動します。
小さければそれだけ安く済みますし、大きくなればサイズに付随して高くなっていきます。
引越しに使用する車は基本2t〜4t車で、4人暮らしの一般家庭では4t車で作業を行う場合がほとんどになります。
いかに荷物を減らし、小さいサイズのトラックで引越せるかが料金の鍵になっていきます。
運賃の決定には、時間制と距離制の二つの方法のどちらかで決まります。
引越し距離が100km以内では時間制で運賃が決められます。
基本時間を4時間と8時間としており、時間を増すごとに加算料金が設定されます。
仮に4t車を使用した場合、4時間制なら概ね1万7000円前後、8時間制なら概ね3万3000円です。
料金設定には上限、下限が設定されており、引越し業者はその範囲の中で運賃を決めています。
100kmを超える場合は距離によって運賃が変化していきます。
100kmで概ね3万5000円位。
10km増えると1000円から2000円ずつアップしていきます。
距離に応じて料金が設定されるため、遠方であればある程料金が高くなることは避けることができません。
あくまでも概算ではこのようになりますが、繁忙期や閑散期、また業者によっては価格が倍ほども変わる事があるため、
いくつか見積もりを取得し、比較して決めていきましょう。