主要メーカー毎の冷蔵庫の引越し時の注意点
冷蔵庫の引っ越し方法は、メーカーによって準備方法や運び方に注意点はありますか?
基本的にどのメーカーでも準備や運搬方法に違いはありません。
必ず、水抜きを行って運搬時には横にしないようにだけ注意しましょう。
主要メーカー別に注意点を紹介しておきます。
パナソニック
パナソニックの冷蔵庫は霜取りに約15時間かかりますので、水抜きなどの時間も考えて20時間前までに電源をオフにする必要があります。
また、電源を切る前に、給水タンクの水と製氷機内の氷を捨てる必要があります。
自動製氷機が付いている機種の場合
製氷皿が取り出せる場合は、『製氷停止ボタンを3秒押して』から製氷皿を取り出して氷を全て廃棄して下さい。
取り付け時には、製氷皿の水を拭き取ってから奥まで押し込んでロックをして下さい。
また引越し先で、『製氷停止ボタンを3秒押す』ことで氷が作られるようになります。
製氷皿が取り出せない場合は、『製氷水洗いボタンを3秒押す』ことで、製氷皿内の氷が全て貯氷ケース内に落ちます。
貯氷ケース内の氷を捨てて完了です。
自動製氷機が付いていない機種の場合
自動機能が付いていな機種は、貯氷ケース(氷が溜まる箱)を取り出して、製氷皿の氷を全て廃棄して下さい。
製氷機の氷を廃棄してから蒸発皿の水を抜く
氷を全て捨てたら電源をコンセントから抜き、最後に蒸発皿の水を廃棄して完了です。
冷蔵庫の水抜き方法はこちらのページも参照して下さい。
東芝
東芝も引越し前の20時間前までに電源をオフします。
電源を切る前に製氷機内の氷を廃棄する必要があります。
- まず、給水タンクの水を全て廃棄します。
- 次に、製氷室の扉を締めて、製氷モードのボタンを10秒間長押しします。
- すると、一気製氷のランプが点滅するので、点滅が消えたら貯氷ケースに溜まった氷を廃棄します。
- 最後に給水タンクや貯氷ケースの水を綺麗に拭き取って元に戻して完了です。
氷の廃棄が終わったら、電源をコンセントから抜き、蒸発皿の水を抜きます。
東芝の冷蔵庫は背面下部に蒸発皿の水を抜く排水口があるので、排水栓を外して冷蔵庫を傾けて水抜きを行ってください。
排水が終わったら排水栓を必ず閉めて下さい。閉め忘れると、家屋内や荷物を水浸しにしてしまいます。
シャープ
シャープの冷蔵庫は、製氷皿の氷や水を廃棄する事から始めます。
- 給水タンクの水を廃棄します。
- 製氷皿清掃や製氷停止を2秒押します。(機種によって名称が異なります。)
- 清掃又は停止のランプが40秒点滅し、終了したらピーッという音が鳴れば完了です。
- 最後に、貯氷ケースに溜まった氷や水を廃棄して拭き取って完了です。
製氷皿の氷や水を廃棄したら、電源をコンセントから抜き、蒸発皿の水抜きを行います。
シャープの冷蔵庫の水抜きは冷却器にたまった水が1日1回蒸発皿に貯まる仕組みになっています。
- 蒸発皿が取り外せるタイプは、冷蔵庫背面にありますので、必ず取り外して中の水を捨てておきます。
- 蒸発皿が取り外せないタイプは、水抜きをする必要はありません。
ただし、蒸発皿が外せない機種は運搬中に床を汚す事があるので、必ず搬入経路に防水シートなどを敷きましょう。
運搬時は、冷蔵庫背面の下部についているベースカバーを外し、調節脚を上げてから運びます。
運ぶ際は機種によって移動用車輪が付いているので、前後方向へ楽に動かすことが可能です。
ただし、床がフローリングや畳など柔らかい素材の上だと傷が付くので利用時はご注意ください。
日立
日立の冷蔵庫は、給水タンクや製氷皿の氷を捨てる事から始めます。
製氷を止めるには、『製氷ボタンを押して』、製氷停止ランプを赤色に点灯させてから、水と氷を捨てて下さい。
氷を廃棄したら、電源を落とし、水抜きを行います。
日立の冷蔵庫は後ろに傾けて背面下部から水抜きを行います。
床を濡らさないように雑巾やタオルなどを敷いておきましょう。
まとめ
基本的にどのメーカーも冷蔵庫の引っ越し手順は同じになります。
- 給水タンクや製氷機内の水や氷を廃棄する。
- 電源プラグを抜く。
- 冷蔵庫背面にある蒸発皿を取り外せる場合は、外して水を捨て取り付ける。
- 蒸発皿が取り外せない、または水抜きが出来ないタイプは、搬入経路に防水シート等を敷いてトラックまで運ぶ。
- 運搬時は多少横にすることは可能ですが、トラックに積む際は必ず縦にする。
機種による違いもありますので、不安な場合は取扱説明書の引越し方法を確認するか、公式ホームページを参照しておきましょう。